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建売住宅と注文住宅どっちがいい?価格差や住むまでの流れなど、違いを徹底比較!

はじめての家づくり暮らし・ライフスタイル 2025年12月4日 NEW

一戸建ての購入を考え始めたとき、多くの方が「建売住宅と注文住宅、どっちがいいの?」という疑問に直面します。

どちらも魅力的な選択肢ですが、価格差や設計の自由度、入居までの期間など、様々な違いがあります。

自分たちのライフスタイルや予算に合っているのはどっちなのか、この記事でそれぞれの特徴や違いを詳しく比較しながら、後悔しない家選びのポイントを解説します。

目次

【建売住宅と注文住宅のそれぞれの特徴】

建売住宅と注文住宅は、一戸建てを建てる際の進め方や特徴が大きく異なります。

それぞれの基本的な特徴を理解することが、自分に合った家を見つける第一歩となります。

建売住宅とは|完成済みの土地付き一戸建てのこと

建売住宅とは、土地と建物がセットで販売される新築一戸建てのことです。

不動産会社が広い土地を仕入れて区画を分け、複数の住宅を建築して販売する「分譲住宅」も、建売住宅の一種にあたります。

すでに建物が完成している、あるいは建築中であることがほとんどで、実際の建物や周辺環境を見てから購入を決められるのが大きな特徴です。

価格が明確に提示されているため、予算オーバーの心配が少なく、資金計画を立てやすい点も魅力です。

契約から入居までの期間が比較的短いので、早く新生活を始めたい方にも適しています。

注文住宅とは|土地探しから始める自由設計の家のこと

注文住宅は、ハウスメーカーや工務店と契約し、自分たちの希望に合わせて一から設計・建築する家のことです。

間取りやデザイン、内装・外装、住宅設備などを自由に選べるため、理想の住まいを形にできます。

土地を所有していない場合は、まず土地探しから始めるのが一般的です。

土地の条件に合わせて設計プランを考えられるため、立地へのこだわりも叶えやすいでしょう。

なお、建築会社が所有する土地に、決められたプランの中から選んで家を建てる「土地付き注文住宅」という選択肢もあり、土地探しと設計の手間を少し省くことも可能です。

【8項目で比較!建売住宅と注文住宅、何が違う?】

建売住宅と注文住宅、どちらを選ぶか考える上で、具体的な違いを比較することが重要です。

ここでは、費用や設計の自由度、住宅性能、入居までの期間など8つの項目で両者を徹底比較いたします。

マンション購入と比較検討している方も、一戸建てならではの違いがどこにあるのか参考にしていただけます。

住宅市場全体で見ると、建売住宅と注文住宅の供給割合・比率は地域によって異なりますが、それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自身の優先順位を明確にすることが大切です。

費用の違い:総額を抑えやすく予算が分かりやすいのはどっち?

費用面を比較すると、一般的に総額を抑えやすいのは建売住宅です。

土地と建物がセットで販売されるため価格が明確で、購入時に追加費用が発生しにくく、予算計画が立てやすいという利点があります。

建築会社が同じ仕様の住宅を複数建てることで、資材の大量仕入れや工事の効率化が可能になり、コストを抑えられる傾向にあります。

一方、注文住宅は間取りや設備にこだわるほど費用が上がりやすく、本体工事費以外に設計料や追加工事費なども必要になるため、予算管理がより重要になります。

価格を重視するなら建売住宅が、予算内でこだわりを実現したいなら注文住宅が選択肢となるでしょう。

設計の自由度の違い:間取りやデザインにこだわれるのはどっち?

設計の自由度で比較すると、注文住宅の方が圧倒的に高いと言えます。

家族構成やライフスタイルに合わせて、間取り、デザイン、内装、設備などを自由に決められるのが最大の魅力です。

こだわりのキッチンや趣味の部屋、将来を見据えたバリアフリー設計など、あらゆる理想を形にできます。

ただし、依頼するハウスメーカーや工務店によって、どの程度まで自由に設計できるかは異なります。

一方、建売住宅はすでに完成しているため、間取りやデザインの変更は基本的にできません。

また、建築前であれば壁紙や一部の設備などを選べる「セミオーダー」に近い物件も存在します。

性能の違い:性能にこだわれるのはどっち?

住宅の性能にこだわりたい場合は、注文住宅が適しています。

断熱性や気密性、耐震性、省エネ性能など、希望する性能レベルに合わせて建材や工法、設備を選択できるからです。

例えば、高断熱の窓や断熱材を採用して光熱費を抑えたり、最新の制震装置を導入して地震に強い家にしたりと、予算に応じて性能を追求できます。

一方、建売住宅は万人受けする標準的な性能で建てられていることがほとんどです。

近年は長期優良住宅の基準を満たすなど、性能が高い建売住宅も増えていますが、基本的には仕様が決まっているため、購入者側で性能を選ぶことはできません。

土地の選択肢の違い:好きなエリアに住みやすいのはどっち?

住みたいエリアにこだわりがある場合、土地の選択肢が広いのは注文住宅です。

自分たちで土地を探すため、通勤・通学の利便性や周辺環境など、希望の条件に合う場所を自由に選べます。

ただし、人気のエリアでは条件の良い土地がすぐに見つからない場合や、予算に合う土地探しに時間がかかることもあります。

一方、建売住宅は不動産会社が分譲地としてまとまった土地に建てることが多いため、販売されるエリアは限定的です。

しかし、駅の近くや商業施設の周辺など、利便性の高い場所に建てられているケースも少なくなく、個人では探しにくい好立地の物件が見つかる可能性もあります。

入居までの期間の違い:早く新生活を始められるのはどっち?

新生活を早く始めたい方には、建売住宅が適しています。

すでに建物が完成しているか、建築中であるため、売買契約を結んで住宅ローンの手続きが完了すれば、比較的短期間で入居が可能です。

一般的には、契約から1〜3ヶ月程度で引き渡しとなるケースが多く見られます。

対して注文住宅は、土地探しから始まり、プランの打ち合わせ→建築確認申請→着工→竣工と多くのステップを踏むため、入居までに1年から1年半、あるいはそれ以上かかることも珍しくありません。

家づくりにかけられる時間や、お子様の進学など、ライフイベントとの兼ね合いを考え、どちらが自分たちに合うか優先順位を決めて検討する必要があります。

購入前の確認方法の違い:実物を見てから決められるのは?

購入前に実物を確認できるのは建売住宅です。

完成済みの物件であれば、実際に室内に入って日当たりや風通し、天井の高さ、生活動線、収納の使い勝手などを自分の目で確かめられます。

家具を置いた際の広さのイメージや、窓からの眺め、周辺の雰囲気なども具体的に把握できるため、入居後の生活を想像しやすいのが大きなメリットです。

暮らしのイメージをしっかり固めてから購入を決めたい方にはおすすめの方法です。

一方、注文住宅は図面や模型、モデルハウスなどで完成形をイメージすることになり、実際に建物が完成するまで全体像を確認することはできません。

手続きの手間の違い:契約や住宅ローンがスムーズなのはどっち?

手続きの手間が少なくスムーズに進めやすいのは建売住宅です。

土地と建物をまとめて購入するため、売買契約は一度で完了します。

また、販売する不動産会社が金融機関と提携していることが多く、住宅ローンの申し込み手続きが円滑に進みやすい点も特徴です。

一方、注文住宅の場合、土地探しから始めると、土地の売買契約と建物の工事請負契約を別々に行う必要があります。

住宅ローンも、土地の購入代金を先に支払うための「つなぎ融資」など、建売住宅とは異なる手続きが必要になる場合があります。

こうした契約やローンの複雑さが、注文住宅のハードルの一つと感じる方も少なくありません。

建築過程の確認の違い:工事の様子をチェックできるのは?

工事の様子を自分の目で確認できるのは注文住宅です。

基礎工事から骨組みの組み立て、内装工事に至るまで、家が建てられていく過程を現場で見守ることができます。

設計図通りに工事が進んでいるかを確認できるだけでなく、職人さんたちとコミュニケーションを取ることで、家づくりへの愛着も深まります。

一方、建売住宅はすでに完成している状態で販売されることが多いため、基礎や構造といった建物の重要な部分がどのようにつくられたかを、購入者が直接見ることはできません。

【あなたはどっち?タイプ別に見るおすすめの選び方】

ここまで建売住宅と注文住宅の違いを、様々な角度から比較してみました。

それぞれの特徴をふまえると、どちらが自分たちにとって最適な選択なのか、少しずつ見えてきたのではないでしょうか。

ここからは、どのような考え方やライフスタイルの方が、どちらに向いているのかをまとめていきます。

費用、時間、こだわりなど、ご自身が家づくりにおいて何を最も重視するのかを考えながら、どちらのタイプがより合っているかを確認してみてください。

建売住宅の購入が向いている人の特徴

建売住宅は、費用をできるだけ抑えたい方や、予算を確定させてから購入を検討したい方に適しています。

価格が明確なため、資金計画が立てやすいのが大きな魅力だからです。

また、お子様の入学など、入居したい時期が決まっている方や、転勤などですぐに引越しが必要な方にも、契約から入居までがスピーディーな建売住宅はおすすめです。

間取りやデザインに強いこだわりはなく、標準的な設備で十分と考える方や、何より実物を見て、日当たりや周辺環境を納得した上で購入したいという方にも向いています。

複雑な手続きは避け、シンプルに家を購入したいと考える場合にも最適な選択肢です。

注文住宅の建築が向いている人の特徴

注文住宅は、間取りやデザイン、内装などにこだわりがあり、自分たちの理想の住まいを一からつくり上げたい方に最適です。

趣味の部屋をつくりたい、家事動線を工夫したい、自然素材を使いたいなど、具体的な要望がある場合は注文住宅がその希望を叶えてくれます。

また、住みたいエリアや学区が決まっているなど、土地の場所にこだわりたい方にも向いています。

耐震性や断熱性といった住宅性能を高く設定したいと考える方や、建築過程を自分の目で確かめて安心したい方にもおすすめです。

人気のハウスメーカーランキングなどを参考にしながら、時間をかけてじっくりと家づくりそのものを楽しみたい方に適しています。

【まとめ】

建売住宅と注文住宅には、それぞれに異なる魅力と特徴があります。

建売住宅は、価格が明確で予算を立てやすく、実物を確認してから購入でき、短期間での入居が可能です。

一方、注文住宅は、設計の自由度が高く、間取りやデザイン、性能など、自分たちのこだわりを隅々まで反映させることができます。

どちらか一方が優れているというわけではなく、ご自身のライフスタイルや価値観、予算、そして家づくりにかけられる時間などを総合的に考慮し、より適した方を選択することが後悔しないための鍵となります。

今回の比較を参考に、ご家族にとって最適な住まいの形を見つけてください。

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